リノベーションで行われる工事を種類ごとに詳しく解説

リノベーションは、間取りの変更ができるなど、比較的大規模な工事になるケースが少なくありません。
そして規模が大きくなればなるほど、必要となる工事の内容も増えてきます。
リノベーションでは非常に多種多様な工事が実施されるため、何の工事を行っているのか分からないこともあるかもしれません。

どのような工事が行われているか分からないと、依頼する側としては不安ですよね。
だからと言って現場で質問などをしては、工事の邪魔をしてしまうかもしれません。
工事の邪魔になってしまえば、工期に影響が出るおそれもあります。
このようなことにならないよう、今回はリノベーションで行われる工事の内容について、詳しく解説していきます。

リノベーションで行われる工事の種類

リノベーションで行われる工事には、以下のような種類のものがあります。
全ての工事が必要という訳では無く、リノベーションの内容によって実施される工事は異なってきます。

解体工事

解体工事では、不必要な壁やキッチン、トイレなどの設備を撤去していきます。
内装の全てを撤去して「スケルトン」と呼ばれる状態にする場合もあれば、リノベーションで不必要になる部分だけ撤去する場合もあります。

リノベーションを行う場合、解体工事はほとんどの場合で必要です。
解体工事が必要のないケースとしては、既に設備がすべて撤去されている「スケルトン」状態の物件をリノベーションする場合が該当します。

解体工事では、「必要な設備まで撤去してしまった」というトラブルが発生する可能性があります。
また、解体後に配管の位置が異なったり、柱の形状が異なったりすることで、予定していた間取りを実現できなくなったというケースもあります。
このようなトラブルを引き起こさないためにも、事前の打ち合わせはしっかりと行うようにしましょう。

既に住んでいる家をリノベーションする場合、解体工事の前に部屋を片付けなければなりません。
必要なものは解体する現場には置いておけないので、一時的にどこかに移動する必要があります。
この作業だけでも引っ越しに近い手間がかかるので、少しずつ準備を進めるようにしましょう。

また、部屋全体を解体するからといって、粗大ごみなどを現場に残しておくことはできません。
家庭で出たごみは一般廃棄物に分類されるため、解体業者が処分できないのです。
そのためリノベーション工事前に全ての荷物やごみを、家から出しておく必要があります。

配管工事

配管工事では、主に給水管と排水管の位置を変更したり、新しくします。
トイレやお風呂、キッチンの位置を変えたい場合は必須の工事です。

床下に設置している配管は、コンクリートに埋められている場合もあります。
この場合はコンクリートを壊して配管を交換する必要があり、手間と費用が増大してしまいます。
そのため、「トイレなどの水回りの位置が動かせない」と判断されるかもしれません。
このようなケースの場合は、配管を分岐させる方法もあるので、別の方法が取れないか相談してみましょう。

水回りの位置を変更しない場合でも、配管工事は実施を検討した方が良いでしょう。
なぜなら、築年数の古い物件の配管は、劣化しているケースが多いからです。
劣化した古い配管をそのままにしておくと、漏水や水道水が臭うといったトラブルを引き起こしかねません。
配管はそう簡単に交換できるものではありませんが、床や壁を取り除くリノベーションは、配管を取り替える絶好のチャンスとなります。

電気工事

電気工事は、コンセントの移設や増設、照明器具の交換などを行う工事です。
テレビや洗濯機など、置く場所の決まっている電化製品のそばにコンセントを設置すれば、部屋全体の使い勝手がよくなります。
また、家事の動線も考えてコンセントを設置しておけば、日々の暮らしが快適になるでしょう。

リノベーションで間取りを考える上で、家具と電化製品の配置も重要な要素となります。
そして、家具や家電の配置が決まれば、おのずと必要なコンセントも見えてくるでしょう。
コンセントの位置を決めるコツは、「朝食ではキッチンでコーヒーメーカーを使う」「スマホは寝室で充電する」など、実際に住み始めてからの生活を良く思い浮かべることです。

また、最近では家電も多様化しているので、コンセントの数には余力を残した方が無難です。
使えるコンセントに余裕があると、後に最新の家電を導入した時でも困ることなく、より暮らしを豊かにすることができるでしょう。

造作工事

造作工事とは、物件の間取りに合わせた棚やテーブル、デスクなどを取り付ける工事です。
造作工事で取り付けられる家具は、「造作家具」とも呼ばれます。

造作工事の魅力は、間取りに合わせたオンリーワンの家具を設置できる点にあります。
部屋の完成後に家具を探しても、隙間などにピッタリはまるサイズのものを探すのは意外と難しいものです。
ある程度のフィット感で妥協した場合、空間を無駄にしてしまう可能性もあります。
造作工事で専用の家具を取り付ければ、全ての空間を無駄なく活用できます。

また、部屋と家具の雰囲気に統一感を持たせることも可能です。
リノベーションで内装にこだわっている方なら、家具にもこだわりを持たれていることでしょう。
造作家具なら、要望に合わせて特注で作り上げるので、既製品では出せない統一感を演出できます。

造作工事は、現場で職人が材料から家具を作る「大工工事」と、工場からオーダーメイドで作り上げた家具を持ってくる「家具工事」に分かれます。
壁に直接棚を設置する場合などは、大工工事が必要です。
一方、現場で加工が難しい家具の場合は家具工事になります。
もちろん、家具工事でオーダーメイドの家具を持ってきた場合も、現場で微調整してもらえるので安心してください。

塗装工事

塗装工事は、建具や壁を塗装する工事です。
造作工事で備え付けの棚などを設置した場合、塗装工事で好きな色にすることができます。

最近では、壁紙クロスを使用せず、壁を塗装で仕上げる方も増えてきています。
壁を塗装で仕上げることで、壁紙クロスではできない雰囲気を演出できるのです。
汚れても塗り替えると綺麗にできるので、実用性も兼ね備えています。

また、戸建て住宅をリノベーションする際に、外壁の塗り替えを行う場合も塗装工事に含まれます。
外壁の塗装は面積も広く高所での作業となるため、それだけでも費用と時間の掛かる工事です。
リノベーションは物件を変身させる大がかりな工事なので、外壁塗装もまとめて行うと、手間を省くことができます。

内装工事

内装工事は主に、クロスや床材の張り替えが該当します。
内装工事に入る頃には部屋の全体像が出来上がっており、いよいよ完成間近という雰囲気です。
実際、クロスや床材の張り替えは、数日程度で完了します。

クロスの張り替えでよくある失敗が、「部屋の雰囲気がイメージと違う」というものです。
特に柄物のクロスは、「カタログを見て気に入ったものの、実際の部屋だと落ち着かない」なんてことはよく起こります。
このような失敗を防ぐためには、サンプルをもらって実際に見て触ってみたり、なるべく大きなサイズでクロスを確認したりしましょう。

床材の張り替えでは、素材選びが重要です。
床材はフローリングだけでなく、クッションフロアなど様々な種類があり、それぞれ特性が異なります。
掃除やメンテナンスのしやすさにも関係してくるので、見た目だけでなく素材にも注目してください。

部屋の壁などを、今流行りの塗り壁にする場合は「左官工事」と呼ばれる工事が追加されます。
左官とは、モルタルや珪藻土などを壁に塗り付けていくことです。
左官工事は熟練の左官職人により実施されるので、通常のクロスよりは割高になります。

設備取付工事

設備取り付け工事は、キッチンやトイレ、ユニットバスなどを取り付ける工事です。
配管工事や電気工事とセットで、「設備工事」とされることもあります。
また、内装工事に含まれていることもあります。

キッチンやトイレの取り付けは、早い場合だと1日程度で終わることもあります。
これは、キッチンやユニットバスは既製品の物がほとんどで、購入したものを組み立てれば完成するからです。
設備取り付け工事の段階に入ると、一気に部屋が完成していきます。

補強工事

補強工事のタイミングは、解体工事のあとになります。

古い住宅をリノベーションする場合、耐震性に不安があるケースがあります。
特に1981年5月31日以前の建物は、旧耐震基準で建てられているため、現在の新耐震基準で建てられた建物より揺れに弱いことが考えられます。

このようなケースでオススメしたいのが、補強工事です。
リノベーションでは壁や床を取り外すので、耐震補強を施す絶好のチャンスとなります。
まずは耐震性をチェックしてもらい、不安があれば補強工事をしてもらえば、その後安心して暮らすことができるでしょう。

補強工事が実施できるのは、戸建て住宅に限られます。
中古マンションの場合は補強が難しいので、耐震性の高い物件を選ぶようにしましょう。

リノベーションの工事内容を見積りでチェック!

リノベーションの見積もりを取ると、上記で紹介した工事内容ごとに費用が算出されます。
項目が多く難しいかもしれませんが、一つ一つを見比べることでどのような工事にいくらかかるのか把握することが大切です。
工事の内容ごとにある程度の相場が分かれば、業者を選定する基準にもなります。

例えば、工事内容の詳細を記載せず、全てを「工事一式」などとまとめている見積もりには注意が必要です。
「一式」でまとめると、何にどれくらいの費用がかかっているのか分かりません。
優良な業者は必ず詳しい見積もりを出しますので、工事内容をチェックして業者の良し悪しを判断してください。

福岡でリノベーションをお考えならナカケンが力になります!

リノベーションでは多種多様な工事が行われるので、全てを把握することは大変です。
しかし、全てを業者任せにしてしまうと、不必要な費用を取られるかもしれません。
ぜひ今回の内容を参考にして、工事の内容が適正か判断できるようにしておきましょう。

もし福岡でリノベーションをお考えなら、私達ナカケンが力になります。
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